肩こりは、多くの人が長年悩まされていると思います。肩こりは進行すると頭痛や指の痺れも引き起こすことがある、とても厄介なものです。
今回はそんな肩こり改善に必要な3つのポイントについてお伝えします。
なぜ肩こりになるのか?
まず、なぜ肩こりになってしまうのかと言うと、血流が悪くなることで筋肉が硬くなったり、筋肉同士や筋肉と皮膚が癒着して動かなくなってしまう事で起こります。なので、肩こりを解消するためには、血流を良くして筋肉を柔らかくする必要があります。
では、どこをどの様にほぐせばいいのでしょうか?肩こりを改善するためのポイントは次の3つです。
・肩甲骨
・背骨
・股関節
この3つをしっかり動かしていく事で肩こりは解消できます。
肩甲骨
最近は「肩甲骨はがし」と言う言葉も流行っていますが、肩甲骨の動きはとても重要です。
肩関節は、人間の関節の中でも一番可動性の大きい関節です。この肩関節は肩だけで動いているわけではなくて、肩甲骨も一緒に動くことで肩の大きな可動域を確保しています。
なので、肩甲骨が動かなくなってしまうと肩関節や肩の周りの筋肉に大きな負担がかかります。
負担がかかると言うことは、関節や筋肉が固くなりやすいので肩こりになってしまうという事です。
背骨
背骨は年を取るごとに動きが悪くなり、背骨が動かなくなると「猫背」になって身体の負担が大きくなります。
猫背が肩こりにどんな影響を与えるかと言うと、一番影響を与えるのは頭の位置です。
猫背になると頭が前に出ます。頭はその人の体重の約10%あるので、40㎏の人だと4㎏、60㎏の人だと6㎏あります。そんなに重い頭が前に出てしまうと、首や肩にかかる負担はかなり大きなものになります。
皆さん、5kgのお米を持ち上げる所を想像してみて下さい。
お米を持ち上げる時、必ず身体の近くで持ちますよね?身体から離れれば離れるほど、持つのが大変になります。
頭が前に出るという事は、これと同じことが起きています。頭が少しでも前に出てしまったら、それを支えるために、首や肩にかかる負担は想像想像以上です。
股関節
肩こりの改善に、なんで股関節が大事なの?と思う方もいると思いますが、股関節が硬くなると、肩こりの原因になることがあります。
股関節は骨盤に直接繋がっています。骨盤の上には背骨があって、さらにその上に頭があります。背骨が動かなくなると肩こりになるのですが、骨盤はその背骨の動きにも大きな影響しを与えます。
一度座って試してみましょう。
骨盤を思いっきり後ろに倒してみて下さい。そうすると、背骨も丸まって猫背になると思います。
逆に骨盤を前に傾けてみて下さい。そうすると腰も沿って胸が張れると思います。
この様に、骨盤の動きは背骨に大きな影響を与えます。その骨盤の動きは股関節の可動性と密接に関係しているのです。なので、股関節の可動性が大事なんです!
最後に
この肩甲骨・背骨・股関節の3つをしっかり動かせるようになると肩こりは改善します。
また、肩こり改善には運動を習慣にすることも大事です。実際に運動を習慣にしている人やアスリートが、肩こりに悩まされているという話はあまり聞きません。肩こり解消のためにも、是非運動を習慣にしてみて下さい。
次回は、肩こり改善に効果的な、自宅で出来る簡単エクササイズを紹介していきますのでお楽しみに!
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