こんにちは!
ウェルネストレーナーの関口純裕です。
私は12年間スポーツ現場でアスリートにトレーニングやリハビリ指導をしてきました。そんなアスリートは日々緊張や不安と戦っています。特に試合の前日や試合の大事な局面では緊張や不安が強くなります。
皆さんも大事な商談の前日に緊張したり、プレゼンの直前に不安になったりした経験があるのではないでしょうか。
今回は、そんなアスリートが緊張や不安とどう向き合っているのか、どの様にそれを乗り越えているのかをお伝えしたいと思います。
緊張を受け入れる
まず始めに、知っておいて欲しい脳の習性があります。それは「脳は否定語を認識できない」という習性です。
これはどういう事かと言うと、「タバコを吸わない」や「お酒を飲まない」などの否定語は、タバコを吸っている自分やお酒を飲んでいる自分をイメージさせてしまうのでタバコやお酒をやめることには繋がらないのです。むしろ逆効果になってしまいます。
これと同じように「緊張しないように」と心の中で言い聞かせると、脳は緊張という言葉を認識するので、余計に緊張してしまうんです。
ではどうすればいいのかと言うと
緊張している自分を認識して受け入れてあげるんです。
緊張しないようにと思うのではなく、緊張している自分をまず受け入れて
「緊張は悪いものではない」
「適度な緊張はパフォーマンスを出すために必要なんだ」
この様に考えて、緊張している自分を受け入れる事が第一歩です。
今やるべき事に集中する
メンタルトレーニングと言うと、ポジティブ思考を思い浮かべる方も多いと思いますが、ポジティブ思考よりももっと大事なことがあります。それは今に集中すると言うことです。
緊張や不安はどの様に起こるのかと言うと、意識が過去や未来に飛んだ時に起こります。
例えば
「前の試合でも同じような場面でミスしたな」
「前回のプレゼンでこの上司に怒られたな」
など、意識が過去に飛んでしまうと緊張したり不安になったりします。
また
「この試合負けたら終わりだ」
「この商談は絶対失敗できない」
など、意識が未来に飛んでも緊張したり不安になります。
ではどうすれば緊張や不安を克服できるのかと言うと
意識を過去や未来に向けずに今に集中するんです!
ミスをしないために今やるべき事は何か。
試合で勝つために今出来る事は何か。
商談を成功させるために何が出来るか。
この様に、今やるべき事に集中して没頭することで緊張や不安を感じなくなります。
皆さんも緊張や不安を感じたら、自分が手にしたい結果を得るために今何をするべきなのか?そう考えて、今やるべき事に集中してそれに没頭してみて下さい。
万全な準備をする
スポーツの世界でよく言わせる言葉に
「準備がすべて」という言葉があります。
これは、試合に向けてどんな準備をしたかによって試合の結果が決まるということです。
試合で勝つために、相手を分析して攻略法を見つけ、その戦略をどれだけ精度高く行えるか。アスリートはその準備を徹底的に行います。
準備を徹底的にすることで、不安なく自信を持って試合に望むことが出来るのです。
皆さんも課題やプレゼンなど大勢の前で発表する時、何も準備しないでのぞむ時としっかり準備をしてのぞむ時の心理状態は全く違うと思います。
万全な準備が出来ていれば、心に余裕が持てますし、不測の事態が起きても冷静に対応出来ますよね。
この様に、万全な準備は心理的にも大きな安心感を与えるので、準備を徹底的に行い当日になったら今やることに集中することで無駄な緊張や不安を感じなくなります。
まとめ
1.脳は否定語が認識出来ないので、「緊張しないように」と言い聞かせるのではなく、まずは緊張や不安を感じている自分を受け入れてあげましょう。
2.意識が過去や未来に飛んでしまうと緊張したり不安になったりするので、今やるべき事に集中してそれに没頭しましょう。
3.万全な準備は心の余裕を生み自信をつけてくれるので、常に最高の準備を心かげましょう。
今回はアスリートが行うメンタルトレーニングについてお伝えしました。
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